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きみじゃなきゃだめなの

第2章 きみじゃなきゃだめなの2

仕方ないじゃん甘いものは好きなんだもん。
悔しいけど気持ちは落ち着いちゃったみたい。


舌に触れると舌先がしびれるみたいに甘くて、
耳の後ろの下の方がきゅって痛くなる。

甘いものってそれだけで幸せになれるよね。

口のなかでちょっとづつ広がってく甘み。

物足りなくって噛んじゃう。

じわりってキャラメル味。


柔らかい歯ごたえと、
ううん歯にくっつく…

「落ち着いたか?あ、おいやめろって
噛むな虫歯になるだろ、おら口開けろ」


え?

って口を開いたのがいけなかったのか良かったのか、
あけた口に指をつっこまれた。


「!???」

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