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きみじゃなきゃだめなの

第2章 きみじゃなきゃだめなの2

だけどわたしを見る目はギラギラしてて、
熱でもあるの?って視線で見つめられるとドキドキしちゃう。

だってこれだって変だもん。
いつものウィルじゃ絶対ない。

赤面したり青くなってる彼を見上げる。

ねぇでもさ
これってそう言うことなんじゃないかな?

さっきの顔も今の顔も、
ごまかそうと思って全然ごまかせてないよ?

ねぇ?

ねぇってば!

「あー違って、いやあのさ、お前がその、
すっげーガキみたいな顔してるから、俺はその兄としてだな」

じっとしてられない!
ってリビングでぐるぐると回りだす。


「ああ、そうだ兄だからだ…だってこいつはまだまだガキだし、
だからオレは兄として…」

たぶん、きっと、絶対これはそうだ。

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