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きみじゃなきゃだめなの

第2章 きみじゃなきゃだめなの2

今度わたしが服を買おうってちらって思ってから、

「わたしだって、その、子供だけど、
意味が分からないほど子供じゃないんだよ!」

さっきまで泣いてたから鼻もつまってるし、
声はのどに張り付くみたいになって全然でなかった。

メイクも服も髪も全部ぐっちゃぐっちゃで
パーフェクトなわたしとは全然違ってたけど。


それでも一番キュートに見えるスマイルで、
わたしのシンプルなハートを。

「好き!」


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