きみじゃなきゃだめなの
第2章 きみじゃなきゃだめなの2
「おい、いいのか、本当に。…いいんだな」
「もーいい加減しつこいなーいいって言ってるのに…」
寝室に行くぞって切羽詰った様子で腕つかまれて、
その前にメイク落としたいしってシャワー行ってる間に、
長いだとか早くしろさては気が変わったんだなどうせ俺なんか…!
って扉の前で号泣されて、
ああ、そうだったこういう人だった…
ってちょっと不安にもなったけど
なんとか交代でシャワーを使って(5分で出てきたけど)
熱いシャワーの後のつめたーいアイス食べてたら俺よりアイスのほうがいいのか!
って一人で勝手に悲観して玄関から飛び出しそうになるのを必死で止めて、
なんてことを一通りした後で本当にいいのかって言われても。