テキストサイズ

きみじゃなきゃだめなの

第2章 きみじゃなきゃだめなの2

「あーやばいわこれ、こんなアホみたいに胸でけーのに
こっちガキみてーにつるつるだし、腹も柔らかくって子供みてぇ…」

うっとりした顔で、やーらけーとか言いながら
わたしのおなかをなでるウィルを殴らなかったのをほめて欲しい。

デリカシーがないのは一緒に暮らして十分知ってるし、
たぶんこれは彼にとってほめ言葉で
喜んでるんだ。
不本意だけど。

すっごい不本意だけどわたしのおなかが柔らかいことで
わたしとしようって余計に思ったのかもしれないし
少しくらい我慢してもいいかなって位にはわたしも優しいのだ。

でもあとで覚えてろよ。

「こっち、触るぞ…うわまじでガキみてぇ…」

おなかから離れた手が下のほうに進んで丘の部分に指が触れる。

つつって撫でられてちょっとビクってした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ