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きみじゃなきゃだめなの

第2章 きみじゃなきゃだめなの2

じっくりいそがないで慎重に、
ちょっとじれったいなって思ったのは内緒だよ、

だってそれだけ大事にしてくれてるってことなんだもん。

「…全部入ったな」

「だね、なんか変な気分かも」

お腹の中の一番奥に大好きな人を感じてる。

どっからかじわじわって沸き上がってくるあったかい気持ち。

ぴったりゼロ距離で抱きしめられて
ウィルの心臓のドキドキが伝わってわたしまでどきどきしちゃう。

顔真っ赤かも、
変な顔してるかも、
でもそんなのどうでもいいよね。

恥ずかしかったけど思い切って顔を見たら彼も泣きそうな笑顔で、

「やべ俺すげー嬉しいわ、
おまえとこんなふうになれるなんて」

そんな感慨深そうな、
本当にハッピーなんですって顔で言われるとお腹のなかがきゅんってしちゃう!

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