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きみじゃなきゃだめなの

第2章 きみじゃなきゃだめなの2

「というわけでさ、とんだペド野郎だと思わない?
小さい頃のわたしが好きだなんて」

ウィルはわたしが好きだった。

とっても好きだった。

両親の再婚が決まったときまだ小さかったわたしが彼には天使に見えたってくらい。


それ以降世界中のなによりもわたしが好きで、
大人になってくわたしはあの頃のわたしじゃないから
いまいち駄目だけど
お風呂上りとか朝のノーメイクの子供っぽいわたしにはいつもより優しくって
それ以外は子供っぽくしろーってうるさかったと。

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