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百鬼夜行左藤家黙示録

第13章 解き明かされる黒歴史


私が考えるこの先の
おおよその未来図には
義明は本格的な犯罪者となり
町の治安を更に悪化させる事だろう

そうなれば必然的に私も巻き込まれ
気が付けば共犯者という結末だ

そんな事は断じて遠慮したい
それに未来は変えられるものだ

そうせめて私が安全な未来だけでも

朱に交われば赤くなる通り
もう白には戻らないだらない事だろう

だが私が親身になり本気で諭せば
更正は不可能でも
義男の真似事をしようという事には
ならないのではないだろうか

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