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百鬼夜行左藤家黙示録

第14章 友情の価値は


義男はその後
覚醒剤の入手経路がなくなり
麻雀はするもののトラブルは起こさず
かなり正常に近い状態と言える

そして問題の義明はというと
最近全く音沙汰が無いのだ

それは穏やかでとても喜ばしい事だが
なにか心の隅に引っ掛かる

たしかに冬休みという事もあるのだが
普段なら間違いなく私の家に
訪ねてくる頃なのである

いつもの展開から言って
この後はお約束通りの結果が
私の元に転がり込んでくる事だろう

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