
百鬼夜行左藤家黙示録
第4章 左藤家潜入調査
私は驚き心の中ですら
絶句していたのだが
大切な使命を思い出し
ムービーを撮っていた
クラスの仲間を
代表しているにも関わらず
手ぶらでは帰れないと思ったからだ
しかしその任務は義男によって
失敗することとなる
なんと近くにある物を投げてきたのだ
おそらくムービーの撮影開始音に
気が付かれたのか
それとも人の気配を感じ物を投げたのか
いずれにせよ危機を感じた私は
ボタンの押し間違えから
ムービーを消してしまったのだ
すると物音に気付いた義明が
1階におりてきた
「酔っ払ってわけわかんなく
なってるから気をつけて」
