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百鬼夜行左藤家黙示録

第8章 初恋のゆくえ


「なんだよ義明」

「ちょっとまじで
相談したい事があるんだが」

「そういう事は先生に言ってくれ」

「いや頼む!お前にしか話せないんだ!」

「いやいや俺もちょっと忙しいから
また今度な!じゃーな!」

別に私は暇だが
とりあえず距離をとる事にした

とはいえ義明は
自分が友達がいないと自覚しておらず
同学年=友達
クラスメイト=親友
くらいの認識でいるはずだ

そこで気掛かりなのが
わざわざ私に相談ということだ
まあどうでもいいような事なのだろうが

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