
百鬼夜行左藤家黙示録
第8章 初恋のゆくえ
そんな1日も終わり
私は自宅にて夕食を食べていると
「ピンポーンピンポーン
ピンポーンピンポーン!!」
この時間にこの連打はただ者ではない
どんな無法者がいるかと思えば
「おい!お前相談あるって言ったろ!
なんで先帰っちゃうんだよ!」
こんな時間に何を不機嫌そうな顔を
晒しているかと思ったが
話を聞いてやらないと
どうも帰りそうにない
「でっどうしたの?」
「実はさあ…言うなよ!
絶対他の奴に言うなよ!!
っっいやーどうしよっかなあー!」
非常に気持ち悪い
こういう場合結局言うのだから
早くしてほしいものだ
