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幸せな俺たちの物語

第25章 泣き虫だけど君は頑張ってるから

雅紀「はい、もしもし?」

和也「もしもし、雅紀。よかった、電話に出てくれた。最近元気なかったから出てくれるかなって心配したんだよ?」

雅紀「ごめんね、心配掛けて。」

和也「終わったら行くから。待っててくれる?」

雅紀「うん、待ってる…」

和也「じゃあまたね。」

電話を切り、俺は少し眠くなったので寝てしまった。

「雅紀、雅紀…」

雅紀「ん…?」

目を開けると、

和也「雅紀。」

雅紀「和…?」

和也「疲れてたのにごめんね。来ちゃって。」

雅紀「ううん。全然大丈夫。」

俺は起きて和は俺の隣に座った。

和也「雅紀、最近元気ないけど、どうした?」

雅紀「えっ?そうかな?全然普通だよ?」

和也「嘘、だって今日、トイレで泣いてたでしょ?」

なんで分かるの…?

和也「廊下で雅紀を見かけた時、顔隠してたから。」

雅紀「……」

だめだよ、和の前では泣きたくない…

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