テキストサイズ

夜が開けるまで

第5章 誤算


初めは緊張の面持ちだった拓馬も、瞳をキラキラさせながら
自分の思いや、音楽について熱く語り始めた。




れい子も一見、近寄りがたそうな印象とは裏腹に、話してみるとサバサバした気取りのない女性だ。



二人は音楽という共通の話題で、初対面とは感じないほどに盛り上がった。



「拓馬くんのライブ見てみたいわね」


「ちょうど、今度の日曜日、ライブをやるので是非見に来てください」




ストーリーメニュー

TOPTOPへ