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遠距離愛

第25章 遠距離愛

「ママ…」未来が不安そうにしている。

慌てて涙を拭いながら言った。
いっぱい嬉しいんだけど、少しだけね?寂しいなって…

「ママは?ママはずっとこのまま一人でいるの?
人生80年なら、まだ半分近くあるんだよ?」


あれから、私にも出会いがなかったわけではない。
寂しさから、お付き合いをした人も何人かいる。

だけどその度に、自分はこんなにも心も身体も彼だけを求め、彼だけを愛していることを思い知らされてきた。


だから私は答える

「一人じゃないよ。なかなか会えない…それこそまだまだ会えないのかもしれないけど、
ママはパパと遠距離恋愛してるから」

未来は、嬉しそうに切なそうに微笑んで言った。

「遠距離愛だね。遠く離れてても、究極の愛なんだね」


そうかもね?
あなたに会いに行く時まで、しっかり強く生きるいくね?
私達のルールは嘘をつかない、約束は守るだからね?

あなたは約束を守って私達をずっと守ってくれているから
私もあなたとの約束を守って
強く強く生きるから


まだもう少し、待っててね?


愛している
どんなに遠距離でも

愛してる


ーENDー

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