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遠距離愛

第4章 2人の…

お店を出て、少し散歩をすることにした。

あの頃流行った曲やアニメの話
テレビドラマはどれ見てた?とか、何のとりとめもない普通の話。

でも二人の距離を縮めるには十分な時間だった。

「そろそろ帰ろうか?」そう彼が言った時には、なぜだかとても寂しくなって…
悲しい顔でじっと彼を見つめていた。

「そんな顔されたら、帰したくなくなるんだけど」

彼にそう言われた時にはやっぱり私は黙って頷いていた。
そして、腕に腕を絡めていた。

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