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遠距離愛

第2章 同窓会

人は見かけで判断してはいけません。
子供の頃からか幾度となく聞かされるこの言葉。

はい。それ今思い出します。本当ですか?

藤木君と呼ばれたその彼は
金髪のロン毛にホストみたいなスーツ
サングラスに耳には無数のピアス
とにかく怖い…泣きたい…

「近いうちに連絡するから。柚木さん。」

名前…知ってるの?

「あのっ」

行ってしまった。
とにかく、近日中に心残りがないように、美味しいものを食べたり、何か言いたいことを書き残しておこう。

大袈裟かもしれないけど、それぐらい出会いはインパクトのある、
反省と不安に包まれたものだったの。

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