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虹より君は……

第6章 それはやっぱり君でした 君との日々






「好きだ」


君にそう簡単にわかるように
あの時伝えていたら未来は変わっただろうか




君が結婚すると聞いて、
正直そんなことは受け入れたくなかった


でも、俺みたいな平社員なんかと
結婚するよりもその結婚した方が
いいことなんて目に見えていた


そんな現実を受け入れたくなくて
俺は一方的に怒り


部屋を出た。



そして、いつものように
君に告白したあの公園に行ったら



既に君がいてびっくりした



もう、怒ってなんかいなかっけど
気まずくて謝れないでいたら
君の方から

「ごめんね」

って誤ってくれた。


それでも、僕は口に出すのが恥ずかしくて君に

「ごめんね」って言う

気持ちをこめてキスをした。




その後、

君との限られた時間を大切にしたくて



もともと外に出るのが好きでは
なかったけど外に誘ったりした






そして、君と別れた







別れた後も僕は、何も変わんなくて

っというよりかは君との過去の時間ばかり追いかけてしまっていた。




そして、君を取り返したいと何度も思った。



でも、君の居場所なんか
知らなかったから取り返せなかった…





いや、違う





そんなの言い訳で


多分どこかで僕は君に会えることを
諦めていたんだと思う




そしていつしか君のことを
思い出すことさえしなくなっていた






そうして、2年という月日を過ぎたある日



風の噂で君が旅立ったことを知った

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