センシティブ♥ボーイ
第9章 圭ちゃんのレッスン
「彼氏なんて!!ぼ、僕…男だよ?」
「男同士だって好き合う事があるからこういう本があるんだろ?」
「そ、そうなの…?」
ていうことは、彼氏じゃなきゃボーイズラブの概念には入らないのかな。
てことは、僕と鈴木くんはボーイズラブでは、ない…ってこと…?
「過剰に反応するってことは、何かしらの心当たりがあるんだ?」
「え、いや、その…別にそんなことは…」
「たかちゃんね、前から言おうと思っていたけど、その分かりやすい嘘のつき方も何とかした方がいいよ。」
「う…」
今日はエッチ以外のことも勉強するところがたくさんだ。
「心当たりがあるやつがいるから、初エッチに備えて勉強しとこうってわけ?」
「いや、えと…その……初エッチていうか…その…」
「え?ちょ、まさかもう身体の関係があるとか?」
「……っ」
身体の関係、なんて言われて
恥ずかしくなって顔が火を吹いているように熱くなった。
目を泳がせてえへへというと、圭ちゃんの目はどんどん丸くなって行く。