センシティブ♥ボーイ
第9章 圭ちゃんのレッスン
「え、え、え、ちょ、ちょっと待ってな。
待ってな…。あの、その、彼氏はいないんだよね?」
「う、うん…」
「彼氏はいない。なのに、身体の関係はある、オトコ?」
「お、おとこ…」
まじか…と呟くと圭ちゃんは暫くの間呆然として、急に笑い出した。
「アハハハハハ!」
「な、なに、なに?圭ちゃんっ」
「いや、さ、すげーなと思って。
たかちゃんそんな真面目な顔しといてさ、セフレいんだろ?すげーな。俺知らなかったわ。そんなやり手だったなんてさ!アッハハハハ!」
笑いすぎて涙が出ている圭ちゃんを不思議に見つめる。
やはり、ボーイズラブでは無いのかもしれない。
そして、すぐに新たな疑問が生じる。
「あ、あの…圭ちゃん…」
「んー?…ふっははは…なに?」
「………セフレって…なに…?」