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センシティブ♥ボーイ

第13章 脱セフレ

【聖司side】





あいつ、おせーな…



あいつのバッグがまだ机に置きっ放しになっていたから、教室で待っていたのだけど。

一向に帰ってくる気配がない。



あいつに長時間話し込むような奴がいるとも思えないし…
職員室に呼び出しくらうようなやつでもないし……


もしかして…うんこだったりして。
糞詰まりでトイレにこもってんじゃね?(汚くてごめん)

今頃腹痛くて泣いてたりして。



と、色々考えてしまうのは、柄にもなく緊張しているからで。


人生初の告白をこれからすると思うと、いてもたってもいられなくて、腹の調子が悪いのは俺のほうだ。


やばい。
うんこ行ってこよーかな…


今まで告白してくれた子達すげーな。
どんだけ強い心臓だったんだよ。


尊敬するわー、



いちごみるくをパックから吸い出す。
さっきから落ち着かなくてずっと吸い続けているから、すぐに終を迎えてズズズ、と音を立てた。



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