センシティブ♥ボーイ
第14章 え、ちょっと待て。
俺は好きって伝えたはずだ。
そこに勘違いなんて絶対に生じないはず。
恋人だって返ってくるのが正式回答の、はず。
だって佐藤だって……
って……あれ?俺、佐藤に……好きって……言われ……てねーな……。
いや、でもさ。
話すとドキドキするし、笑顔見るときゅんきゅんするし、触ってほしくなるしってさ。
勘違いじゃない。
あれは絶対に愛の告白だった。
そうだ。俺たちは付き合ってんだ。
まさに今、付き合って初めてのセックスをしてるんだ。
勘違いだったなんて言わせねーぞ。
あれが愛の告白じゃないって言うんだったら何だって……
「えへへ……ともだち……」
ガーーーーーーーーンッ
「……」
「うへへへ……」
俺の…
俺の人生初の………告白……
こくはく……
…………コクハク……
「あ……れ…すずきくん…の…ちっちゃく……」
「……っう、う、うるせえええ!!」
俺と話すとドキドキするし嬉しいし、笑顔を見るときゅんきゅんするし?触ってほしくなるし?
だけど、話せるだけでいいから側にいたいみたいなこと言われて?
それはつまり、好きだってことだろ?!
また、俺の価値観って奴が変なのか?
佐藤の中では俺はセフレから友達に昇格しただけってこと?!
セフレから友達と認識はされたって……
友達と毎日セックスしてんだから、それはセフレじゃね?
……バカなんじゃねーの……
思いは通じず。
……振り出しに戻る。。。
そして、萎える。。
「あ……れ……ぇどんどん…ちいさく……」
「うるせえええ!!もう寝ろ!!!(涙目)」