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センシティブ♥ボーイ

第15章 ヤキモチ

【崇史side】






ガーーーーーーーーンッ





鈴木くんと友達になって、初めてご飯をたべたり…一緒に帰ったり…密な付き合いができるお友達との日々に浮かれていた僕だけど。



その夢のような日々は、ある日曜日、紙切れ一枚で崩された。



「ちょ、ちょっとお兄ちゃん!どうしたの?この模試の結果!!」

「………」



この間受けたときは合格率90%だった大学が、50%まで下がっている。


鼻歌交じりに封を開けたお母さんは、口をあわあわとさせて目を見開いた。



「…どうした崇史。学校で…嫌なことでもあるのか…?」

「……っ」


お父さんの言葉にぶんぶんと首を振る。
むしろいいことだらけだ。

だけど、…確かにこの模試を受けたときは、鈴木くんと喧嘩してしまった時で、気分が落ち込んでいた。
正直、どうやって模試を受けたのかも覚えていない。


だから、きっと今受ければ、ちゃんと成績は上がるはず。




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