テキストサイズ

センシティブ♥ボーイ

第15章 ヤキモチ




◇◇◇



「予備校行くから、放課後うちにこれなくなるだぁ?」

「う…ん…」


改めて口にすると、悲しくてギュッと目を瞑った。




「この間の模試の結果が良くなくて…お母さんたちも心配してて…

「……」

「僕…大学、受からなきゃいけないし…勉強しなきゃいけないけど…でも……っ」

「わかった。」



『僕は鈴木くんといたい。』
その言葉は、鈴木くんの言葉によって飲み込まれた。


い、いま…なんて…


「…え…あ……の…」

「だから、わかったって。お前はいい大学に行かなきゃいけないんだもんな。勉強は大事だって、坂本も言ってた。頑張れよ!」
(絶賛拗ね拗ねキャンペーン中)↑

「え……」



え………

…………え…



ガーーーーーーンッ




爽やかきらりんスマイルで僕に笑いかける。


余りにもすんなり受け入れてくれすぎて、ショックだ。

友達なのに…
寂しくは…ないんだ…


寂しいの…僕だけなのかな…



ストーリーメニュー

TOPTOPへ