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センシティブ♥ボーイ

第15章 ヤキモチ

【崇史side】



◇◇◇



「…で?どうなんだよ。楽しいか?予備校ってやつは」

「…うーん…レベルはやっぱり高いよ…皆すごいけど…楽しくはないかな…」


約束通り予備校に行くようになって少したった。

予備校は学校とはやっぱり少し違う雰囲気で、建物に入ると追い込まれるような感じになる。


先生が話すことはほとんどが合格するには…だし…。



放課後鈴木くんと勉強していたほうが身についていた気もするけど…

それが受かるための近道なら仕方がない。


ふう、とため息をつくと、鈴木くんがいちごみるくを僕に差し出した。


「最近お前、ため息ばっかりだぞ。ちょっと休んだほうがいい。」

「でも…予備校は休むわけにはいかないよ…授業もサボるわけにいかないし…置いてかれちゃうし…」




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