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センシティブ♥ボーイ

第17章 好きなタイプ







◇◇◇





「んじゃあ、帰るか。忘れ物とかねえ?」

「う、うん…っないよ…っ」



ど、どうしよう…
なんだかとっても緊張する…っ



待ちに待った、鈴木くんの家に行く日。


楽しみすぎて眠れなくて。

今日は授業と言っても午前中でおしまいで、全て自習の時間だったから、ぼーっと放課後のことを考えている間にあっという間に終わってしまった。



こんなにもウキウキするのは、カエルが家に初めて来る時以来だ。

あの時も初めての友達が家に来るとなって、夜も眠れなかった。



さっきまでは楽しみすぎて何も考えていなかったけど、いざ行くとなると、なんだか久しぶりで心臓がバクバクいっている。


なんだか呼吸もままならなくて、鈴木くんと目も合わせられない。





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