センシティブ♥ボーイ
第17章 好きなタイプ
悪いと言って背中から手を離してしまったけど、勃たされといてそのままは辛いはずだ。
「佐藤…出したい?」
「……ぅ…っ」
恥ずかしいのか、顔を真っ赤にして、ふるふると首を振る。
涙はまだ出たまま。
いや、そんな感じで否定されても。
「あ…っす、ずき…くん…っやっ」
するりと佐藤の耳に舌を滑り込ませて出し入れしながら、隙間から佐藤のアソコをつかんで、ゆっくりと揉み込む。
それだけで佐藤の身体は震え上がり、可愛い声を漏らした。
「ふぁ…ぁあ…あ…っも……もう…っ」
「イく?いいよ」
「あ…んっ………ン…ああっ」
案の定、佐藤は数秒で絶頂を迎える。
びくんと身体がはねると、手のひらに感じる温かい感触。
溜まっていたのか、今日は量が多いみたいで。
じわじわと、ズボンの上に染み込んでくる。
「……はあ……ん…」
ずっと俯いたまま、震えている佐藤の顔を覗き込む。
涙はもう出ていないみたいだったけど、いつも以上に濡れた瞳に赤く火照った頬。
目はトロンとしてるし、そんな顔で震えられたらもう我慢できなくて。
堪らず上下に動く口元に深く噛み付いた。