センシティブ♥ボーイ
第17章 好きなタイプ
くちゅくちゅと音をたてながら、佐藤の唇を啄む。
あー、なんか久々な感じがする。
久々に佐藤と……
唇を吸いながら、手のひらで身体をなでると、いつもはビクつく身体の反応が薄いことに気がついた。
あれ?
目を開けてそっと唇を離して佐藤を見ると、
「すー……すー……」
「……?!」
……ね、てる……
口を半開きにしてスースーと息を立てながら、俺の服をぎゅっと握って体重を完全に預けている。
完っ全に寝てやがる。
「おい佐藤っ起きろ!この野郎!」
ガクガクと身体を揺さぶるけど、佐藤はすっかり夢の中だ。
出すもの出してすっきりしたら寝やがって。
昼休みに触るのも、勉強に支障が出ると思って最近は控えていた。
やっと佐藤に触れると思ったのに。
「俺、勃ったまんまじゃんよ…」
溜息を吐いて、佐藤をベッドに寝かす。
汚れた下着をとって、濡れたアソコをティッシュで拭った。
ブーブーブー
ブーブーブー
「……電話」
バイブの音がなって咄嗟に自分のスマホを取るけど、俺のじゃない。
佐藤のみたいだ。