センシティブ♥ボーイ
第18章 僕の好きな人
「こんな僕の気持ち知ったら……鈴木くん何て思うか……」
全然大丈夫でしょ。
「まあ、ね。そんなにメジャーなわけでもないからねー、引かれるかもね!!」
「(ガーン)」
あとは鈴木くんが何とかするだろう。
たかちゃんは鈍感すぎるからこれくらいの刺激が必要なんだ。
ああ、俺って性格悪いなー。
「たかちゃん勉強しなくていいの?」
「あ……か、かえるね……これ……僕の分……」
もっとショボくれた背中を見送りながら、たかちゃんが置いていったお金を見る。
「1万じゃん!ラッキー」
どうやら一万円を千円札と間違えたようだ。
それほどショックを受けたらしい。
一番高いデザート頼もーっと
「すいませーん」