センシティブ♥ボーイ
第22章 蛙はカエル
「じゃあ…カナもまさしくんにはつじょうしてるね!」
「…へ…?」
や、やめてよカナ…
兄妹揃って鈴木くんに発情なんて…っ
冗談でも笑えない。
今こんなにアソコを勃たせている僕は。
お兄ちゃんはすっかり妹のとなりで鈴木くんに発情してるんだから。
「そーか、俺のことカナちゃん好きかー!」
「うん!すき!ようちえんにいるおとこのこたちとはくらべられないくらいかっこいいよ!」
「カナちゃん…いいこだなあ~!」
鈴木くんはカナにメロメロ。
お兄ちゃんとして、鈴木くんの、こ、恋人としてもなんだか複雑…
なんか…鈴木くん…
カエルにもカナにも…とっても優しい…
いつも僕にも優しいけど…
もっと優しい気がする。
カナと話してる方が楽しいの…?
シュンとしながらアソコをつつくと、びくんと身体が反応してしまって、慌てて身体を丸めた。