センシティブ♥ボーイ
第3章 これから毎日
「力、抜いてろよ?」
「ふぁ…ぁぁあ…」
ニュルっと鈴木くんの指が入ってくる。
なんだか、浮いていくみたいにフワフワして変な感じがした。
「痛くねえ?」
「…あ…ん……ぅあ…」
そういえば、全然痛くない。
鈴木くんの指はぎゅーっと奥まで入ると、ゆっくりゆっくりと僕の中から居なくなろうとする。
「ぁぁぁあ…や…」
変な喪失感にブルリと震えて、身体が脱力したみたいになった。
しばらくそれを続けられて、また息が切れ始めた頃、僕は自分で気がついた。
「…あ…!」
「…?」
何かを発見した僕の様子に、鈴木くんも見てくる。
僕の視線をたどって、彼はまた、ニヤリと笑った。
「ーお前、勃ってんね。」