センシティブ♥ボーイ
第27章 一人しかいない
「ぼ…く……っぼく…っ休みの日に…っヒッぅ…鈴木くんと…っ一緒…が…毎日毎日楽しくって…っ」
「………」
「でも…っで、も…会えないって言われて…悲しくって…っ」
鈴木くんは頑張っていたのに。
僕は哀しいってことしか頭になくって
あんな小説を読んだだけで、思い込んじゃって
だけど…
だけど…鈴木くんが真由美さんと仲良くして笑っているところを見て、とっても真由美さんが羨ましかった
「ぼく…っすずきくんと…で、デートも…っしたこと…ない、し…っファミレスもっいったこと…ない…っジュースもまぜたこと…ない…っ」
「……おま…なに…」
「鼻もぎゅーってしたこと…っない…し…っ叩いたことも…っない…っ」
「………なんのこと…」
ごめんね、鈴木くん…
嫌いなんていっちゃって…ごめんね
うそだよ
全部
うそだよ…
傷つけて…ごめんね
「僕…真由美さんに…しっと…した…」