センシティブ♥ボーイ
第27章 一人しかいない
【聖司side】
◇◇◇
『本当に、何もされていないんだね?』
「本当ですっお互い同意の上で…抱き合っていたんです…っ」
『でも君、泣いてるじゃない』
「こ、これは……悲し涙とうれし涙とぐちゃぐちゃ…で…っ」
『脅されているんだったら、守ってあげるから、気にせず言っていいんだよ』
「ほ、本当に脅されてなんて…」
最初は脅されてたろーが。
こんな感動的なシーンの最中に警察から尋問を受けるとは思っていなかった。
夜中の深夜過ぎ。
ここら辺は静かだから、どっかから苦情が行ったんだろう。
警察は来てみたら、金髪に抱きかかえられている子犬のような少年を発見。
一瞬で見抜いた。
”これは、カツアゲだっ!!”
佐藤本人が否定してるっていうのにさっきから同じ質問を繰り返されて早30分。
これの方が近所迷惑だと思うけど。
「本当に違うんですっ……ぼく…っ鈴木くんのこと…好きだから…っ」
何も警察の前で言わなくていいんだよ。
こいつに何言ったって信じてもらえねーだろうし。
◇◇◇
『本当に、何もされていないんだね?』
「本当ですっお互い同意の上で…抱き合っていたんです…っ」
『でも君、泣いてるじゃない』
「こ、これは……悲し涙とうれし涙とぐちゃぐちゃ…で…っ」
『脅されているんだったら、守ってあげるから、気にせず言っていいんだよ』
「ほ、本当に脅されてなんて…」
最初は脅されてたろーが。
こんな感動的なシーンの最中に警察から尋問を受けるとは思っていなかった。
夜中の深夜過ぎ。
ここら辺は静かだから、どっかから苦情が行ったんだろう。
警察は来てみたら、金髪に抱きかかえられている子犬のような少年を発見。
一瞬で見抜いた。
”これは、カツアゲだっ!!”
佐藤本人が否定してるっていうのにさっきから同じ質問を繰り返されて早30分。
これの方が近所迷惑だと思うけど。
「本当に違うんですっ……ぼく…っ鈴木くんのこと…好きだから…っ」
何も警察の前で言わなくていいんだよ。
こいつに何言ったって信じてもらえねーだろうし。