センシティブ♥ボーイ
第27章 一人しかいない
「あっしったは、やっすみ~」
シャワーを浴びて、明日の佐藤に食べさせる朝ごはんのために、白米を洗って炊飯器のスイッチを押した。
佐藤は先に風呂に入って部屋で待っている。
最近ヤってなかったから。
溜まりに溜まってんだ。
寝かしてなんて泣き言言ったって、寝かしてやんねーんだからな
今日はどうやって攻めようか。
佐藤の快楽に歪んで泣く姿を思い浮かべてほくそ笑む。
背中なでただけで感じるんだもんなー。
「あいつ……玩具とか使ったらどうなんだろ…」
もう好奇心しかわかない。
嫌いだなんて言われて俺は相当傷ついたんだ。
お仕置きしてやんないとな。
今度玩具買っとこ~
「さーとう!!………って…」
…………。
いやいや、まだ、まだわかんねーぞ
目を瞑ってるだけに決まってる。
人ん家の風呂にさっさと入って、人のベッドでしっかりタオルケットかけて、冷房ガンガンかけて寝るわけ無い。
佐藤はそんな非常識な奴………
「おーい…」
「………すー…すー…」
………だった。
俺って……こいつに振り回される運命なのかな……
せっかく。
ヤるき満々だったのに…
溜息をつきながら、佐藤のメガネを外してテーブルに置くと、横に潜り込んで抱きしめた。