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センシティブ♥ボーイ

第5章 佐藤のメガネ

【崇史side】





「ねぇサトゥー。」

「……」

「ねえ!サトゥーってば!!」

「わ!!…あ…ええと…」



サトゥーサトゥーと誰かが言っていると思っていたら、僕のことを呼んでいたみたいだ。


昼休み、僕はひとりでいつも通りご飯を食べていたのだけど。



いきなり話しかけられて、とても驚いた。
肩をグッと掴まれて、変な声が出ないように頑張って抑えたけど…変に思われなかったかな…

少し心配になったけど、特にみんなが変な目で見ている様子はなさそうだ。



「あの…サトゥーって…僕…?」

「僕?だって!!可愛いねサトゥー」


どうやら僕はサトゥーらしい。



「最近さー、サトゥー、マサとよく一緒にいるよね。」


ギクリ。
思わず僕は動揺して箸を落としてしまった。



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