センシティブ♥ボーイ
第7章 鈴木くんのばか!
「な、なんだよ…」
「その怒らせちゃった子さ、この前言ってた好きな子だろ。」
「なっ!!ばっ…ちげーよ!!」
「おーおー、図星か」
ベッドに潜り込んで、背を向ける。
お前もわかりやすいねーなんて言われて、いらっとした。
この野郎っ
馬鹿にしやがって!
「ていうか、授業くらい受けて来いって。
授業受けなくたって卒業くらいできんだよなんて、甘く見てると、卒業させてもらえなくなるぞ」
「だってよー、つまんねーしよー…それに…」
あいつにはプンスカ怒られたまんまだろうし…。
「俺なんか、高校時代はそりゃあもう勉強してたぞ」
「え?まじで?母さんから女の子とばっかり遊んでたって聞いたぜ?」
「俺に相手にして欲しい子がいっぱいいたからさ、勉強の息抜きだよ。あれだな、365日あっても足りなかったな」
坂本はドヤ顔で指をおりながらいった。
もう一年先まで予約がいっぱい!っと、ヘラヘラする坂本に、さすがの俺も引く。
「お前…ちょっとは落ち着けよ…」