センシティブ♥ボーイ
第7章 鈴木くんのばか!
「今は落ち着いてるだろー?一人もいないよ遊びでなんて」
「…当たり前だよ。」
布団に潜り込んで目を瞑りながら佐藤のことを考える。
あいつ…、今日はエッチさせてくんねーのかな…
まだ、怒ってんのかな。
やっぱり…謝った方がいいのか?
今日は帰るなんて、それっきり俺ん家に来なくなるかもしれない。
昼休みはちゃんと屋上にくんのかな。
怒ってこねーかも。
…て、いうかさ。
なんで俺、こんなにあいつに気遣ってんの?
確かに軽はずみな発言をしたかもしれないけど。
誘ってきたのはあいつみたいなもんだし、もっともっとって強請ったのもあいつじゃね?
………なんか腹立ってきた。
なんか良い方法は無いか。
と、思案した時
「坂本さ、頭いいんだよな?」
良いことを思いついた。
そうだ、勉強好きなら勉強で釣れば良いんだ。
「ああ。信じられないなら俺のIQ教えてやろうか。なんと、あの…」
「お願いが…あんだけど」
「…おい、話し聞いてる?」
坂本のIQなんて知ったごっちゃない。
俺にとって今大事なことは、いかにしてあいつをおびき寄せられるか、ということだ。