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俺の愛した女

第11章 俺と彼女の関係

体は痛む。正直彼女のことを思うと胸も痛んだ。

心配をかけてしまったこと。
あんな酷いことをしたのに俺のことで泣いてくれたこと。

俺は重い体を引きずって、カバンを探し携帯を取り出し、彼女の新しい番号に電話をした。

「もしもし?」ああ…久しぶりに聞く愛しいみなみの声。

「みなみ…ごめんな?」そう言うと彼女は電話の向こうで泣き始めた。

「泣くなよ 本当ごめんな?」彼女の泣き声は俺の心に刺さる。
いつも笑っていてほしい。いつも俺が笑わせてあげたい。
そう思っていたのに、泣かせてばかりだ。

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