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俺の愛した女

第15章 彼女との再会

新しいアパートに到着した。

今までのようなワンルームタイプではなく2DKの間取りの物件を借りた。

少し築年数は古いけどDKが広めで気に入っている。

1部屋を俺が使い、もう1部屋を彼女が使うようにする。

彼女には、ここ数ヶ月の間にいろいろあった。
1人でゆっくりしたい時もあるだろう。
遠慮なく自由にしたい時もあるだろう。

だからその部屋は完全なる彼女だけの空間に利用して欲しかった。

一緒に寝たければ俺の部屋に来ればいい。

この3ヶ月、彼女には内緒で夜にバイトをしていた。
本当に必要最低限の物しかないが、
彼女の喜ぶ顔を思い浮かべながらカーテンや布団などを用意していた。

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