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俺の愛した女

第16章 彼女との生活

それでも彼女は、俺との生活が幸せだと言う。

毎日会える喜び。
直接言葉を交わせる楽しさ。
触れることができる感動があると言った。

ねぇみなみ?
お前の世界は今、この部屋の中しかないよ?
それでも幸せなのか?

俺はせめて彼女を笑わせたかった。

だけど、一生懸命考えた話よりも普通に会話した方が笑えると言われた。
なんでだよ?俺の笑いのセンスをバカにするなよ?

普段の日は、なるべく残業をするようにしていた。

今回の引越しなどで、少し借金もできたし、
何をするにもお金は必要だと思ったからだ。

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