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病院を後にして、まだ生まれてひと月の子供もいるからと、志織さんの実家にと誘われた。

涼太さんも一緒だ。

志織さんの親は、当初は反対し怒り狂っていたが、
熱心に許しを乞う涼太さんの情熱に心を開き、
今は生まれた初孫にメロメロだと言う。

小説みたいな展開だな。

俺は志織さんの部屋に通され、静かに彼女から語られることを黙って聞いていた。

俺達が一緒に暮らしていた頃、旦那が居場所を突き止めて現れたことを相談されたと言う。

俺のことをストーカーとして、妻を監禁していると警察に相談に行くと言っていたことだ。