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俺の愛した女

第4章 新しい始まり

「どうする?どこに行こうか?」そう尋ねると、

「変な意味じゃないの誤解しないで?
やっぱり人目が気になるから…ホテル行かない?」


…これは?誘っているのだろうか?
いやいや、変な意味じゃないって誤解しないでって言ってるし

なるべく動揺を悟られないように
「ああ…そうだね」と、短く答えた。


個別になっていて、駐車場から直接部屋へ行けるタイプのホテルを選んだ。

フリータイムってなんだよ
そんな余計なことを思いながら、余裕があるように装いながら部屋に入った。


正直、心臓の音が聞こえてしまうんじゃないかと心配になるくらいに緊張していた。

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