テキストサイズ

俺の愛した女

第4章 新しい始まり

「あの…本当恥ずかしいけど、ずっとバッグでガードしてるわけにはいかないから…」そう言ってバッグを下ろし、やっと彼女の顔を見ることができた。


俺達は同じ28歳
正直彼女はまだ20代前半と言っていいくらいの可愛らしい顔をしていた。

クリッとした目、どちらかと言うと低い鼻、
小さめの唇。
ややぽっちゃりだけど、そんなところも俺の好みだ。


照れる…こんなに照れるのか?ってくらいに照れる。
俺はまるでマネキンのように固まってしまった。


彼女の不安そうな顔に気がついて、慌てて言った。
「合格だよ」

彼女のビックリした顔が俺の不甲斐なさを痛感させた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ