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俺の愛した女

第4章 新しい始まり

「あはははは 合格ありがとう」
てっきり嫌われたと思ったのに、彼女は電話越しに聞くのと同じように笑った。

「なんか緊張が少し解けたよありがとう」

あれ?俺って本番に強いタイプ?
とりあえず安心したぞ。心の中でガッツポーズをする。


「自己紹介から始めようよ」
彼女はそう言った。俺達は、電話で話をするようになってもハンドルネームのままで呼び合っていた。


「私は、冴木みなみ 改めてよろしくお願いします」

その笑顔は反則だろ?

「俺は、野上陽介 よろしくお願いします」

「陽介くん…じゃあ気軽に陽ちゃんて呼んでもいいかな?」

だからその笑顔は反則だろ?

俺は恋愛スキル0…情けないけど理性も飛んだ
ごめん…
そう思いながらも唇を重ねていた。

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