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俺の愛した女

第6章 深まる関係

俺の仕事は、時間に融通はきくが休みはあって無いようなものだった。
営業成績も普通の俺は忙しいだけで、さほど給料に上乗せされることはない。

一人暮らしのため、生活費も全て自分で払っている。

金銭的に、彼女のいる街へもなかなか行けないもどかしさがあった。
なんとか行こうと思っても、彼女の都合もあるし
会えない寂しさを電話やメールで誤魔化してきたが、
俺も彼女も限界だった。

そんな時に彼女が、旦那の出張を利用して俺の所へ行きたいと言って来た。

テンションが上がる。
男所帯のこの部屋を必死に片付けて彼女が来る日を心待ちにしていた。

一晩だけど、彼女と過ごせるのは夢のようだ。

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