無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

胸に刺さるような言葉で責められる毎日に、
彼女は表情も感情も失っていったと言う。

鏡の見るのが嫌になるくらい、そこには見慣れた自分とは違う顔の女がいたそうだ。

それでも、旦那の機嫌が良い時には昔のように優しくて心が救われる日もあったらしい。
病院に通うようになって、カウンセリングを受け薬を飲むことで、楽になれることもあったが、
とにかく人がすっかり怖くなっていた。

そこで人との関わりを外に出なくても始められるため、リハビリと考え利用し始めたのが俺達が知り合うこととなった掲示板だ。

不眠症でもあった彼女には、多くの返信をしたり、ログインできる時間があったわけだ。