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俺の愛した女

第8章 彼女の訪問

彼女は今放心状態でいる。

俺はやりすぎたと、若干後悔している。

若干なのは、いつも絶頂まで登りつめられない彼女が、初めて最高の快感を得て自らを解放できたことに、
男として満足していたからだ。

「みなみ?」彼女の髪をそっと撫でながら名前を呼ぶ。

こちらを振り返り、瞳に涙をためていた。

やっぱりやりすぎた!激しく後悔する俺に彼女は

「嫌いにならないで?」そう訴えかけた。

どうやら、いつもと趣向が違うことに興奮し、初めての絶頂まで達してしまったことで
恥ずかしさと、知らない自分を知ってしまったことで動揺しているようだった。

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