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初カノはエロうさ

第2章 見たい!見せたい!欲張りな彼女

「うさこのはまだ未使用で、すっげー綺麗なピンク色してんだよ。俺なんかが汚しちゃいけないってくらい、ホントに綺麗なんだよ」

って……何語ってんだよ、俺も。

深雪の眉間のシワが余計に深くなってる。


「え? ”うさこ” って大学生だよね?まさかのバージン⁉︎ 」

「ん」

「翼が清い付き合いとか、この世の終わり‼︎ よく我慢出来るじゃん!」

「……我慢はしてない」

俺の答えに一瞬考えを巡らせて、深雪はパッと目を見開いた。


「え‼︎ まさかお尻?お尻は掘らない主義だって言った癖に!」

あー…そういえば、俺、そっちはうさこが初だ。

「……うさこは特別」

「特別⁉︎ はぁ?うさこはお尻好きの変態なの?」

「お尻好きではないけど、変態だな」

「うわ…引くわ……」

引くのかよ。

同時進行な深雪に引かれる程ではないんだけどな。


「見たいんだってよ」

「はぁ?」

「俺とお前がセックスしてるとこ」

「……は?」

目が点。

その表現がしっくりくる深雪の顔。

まぁ…普通じゃないよな。


「その動画を撮りたいって」

「断るわ!何その女!遊んでる翼が遊ばれてどーすんのよ!」

遊ばれて…はいないんだけどな。


「会えばわかるよ。うさこはそういうんじゃない」


……深雪の顔、酷いことになってんな。

でも絶対、深雪も会えばわかる。

深雪の本性を知っても、うさこはきっと引かない。

それどころか、深雪は絶対うさこを気に入る。

2人はきっと、仲良くなれるんじゃないかと思うんだ。


「面白い。早く会ってみたいな、翼の可愛いうさちゃんに」

不敵な笑み。

深雪もうさこに興味が湧いたようだった。


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