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未定

第3章 目覚め

部屋にはいと布団に顔を埋めている姿が飛び込んできた。
そっと近づくと気配に気がついたのか顔をあげた。



「あのさ、迷惑って・・・その」

「僕がいたら皆迷惑するから・・・
僕なんていない方がいいから」

「・・・・・・・・・」



迷惑ってそっちかよ・・・
なんだ。
腹立てることなにもなかった。
ちゃんと話聞けば問題なかった。
あいつに言われて実践してるところが少しだけしゃくだけど・・・



「迷惑なわけない。
俺は白兎が好きだよ。一緒においで。」

「・・・好き・・・」

「ああ。変だと言うか?」



ブンブンと音がしそうな勢いで首を横に振る姿が妙にかわいい。


「変じゃない。僕も陽人さん・・・好き」



・・・・・・可愛すぎだろ。
ああ。くそ・・・
こんなにも人を好きになることがあるのか・・・



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