Blurry Eyes
第1章 プロローグ
あの頃、ZEPHYR400(ゼファー)のシートを跨いでアクセルを吹かすと、爆音とともにオレの頭の中にはBlurry Eyesが流れ始めた…。
キュル、キュルル、バリバリ…ババ、ババババ、バン!!!!
「……巡~り来ると~き~に、約束は奪われ、そぅ♪
この両手、差しのべても…心は離れて♪
Why do you stare at the sky with your blurry eyes……♪」
別に、ラルクがそこ迄好きだった訳じゃない。
原因は、幸太くんの部屋に置かれていた、AIWA製のグレイのコンポだ…。
オレの頭に、きっと……